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中村高志さん(大河ドラマ『軍師官兵衛』プロデューサー)

2013年11月17日 |

pro1.jpg11月2日に滋賀県長浜市にて行われた『NHKチーフプロデューサー・中村高志氏による黒田官兵衛博覧会講演会』に行ってきました。撮影に居合わせた人にしかわからないお話等々、とっても興味深い内容でした。その一部をご紹介します。


―日本の進路をみんなが命をかけて選択している時代|戦国時代の魅力


プロデューサーとして、何をやるか考える立場としては、戦国時代は非常に魅力的な時代です。何が魅力的かというと、時代が激しく動いていて、日本の進路をみんなが命をかけて選択している時代だという点です。そういう時代には人間の能力が100パーセント以上発揮されることもあるんじゃないかと思うんです。


戦国時代の日本人は今の日本人とちょっと違うなと思っています。官兵衛が非常に変わった兜を被っているように、非常に変わった鎧兜を着ている人が多くて、目立ちたがりの人が多いんです。今、日本人はどちらかというと控えめで、和を以て貴しとなすというような人が生きている社会なのかなと思いますが、戦国時代はどうもそうじゃなくて、みんなが「俺が、俺が」というようなことを争っていた。これは戦だけではなくていろんな場面で「俺が1番になってやる」というような時代だったのかなと思うんです。
そういう意味でみんな一所懸命に自分をアピールするので、前に出てくる人物が多い。だからドラマの主人公として描きやすい人物が多いのかなという気もしています。


―今は"裏方の時代"|今、なぜ黒田官兵衛なのか?


官兵衛は何をした人物かというと、はっきりしたことが言えないんです。ただ、賤ヶ岳合戦や中国大返しなど、歴史の大事な局面に官兵衛がいるんです。きっと必要とされたからいた訳で、何かをしたんでしょうけど、何をしたのかはっきりわからない。
今は裏側から歴史を描くというのが増えています。それは、視聴者の方々にも、どうしてその合戦が行われたのか、その裏にはどういう恨みや、愛情や、憎しみや、誰がどう動いたのかという、歴史的な出来事の成り立ちそのものを見てみたいという意識があるのかな、と思います。"裏方の時代"というか、そういった人物を描くのが現代的なのかなと思います。
それと、官兵衛は非常に現代的な人物で、当時としては珍しく側室は持たず、しかも子供は実質1人っ子状態です。当時は今よりもずっと死が身近で跡継ぎを絶やさないことが重視された時代ですから、当時としてはかなり変わっていますけど、現代的な考え方で捉えられる人なのかな、と思ったのもあります。
また、信長・秀吉・家康の3英傑全員としっかり関わっていて、ある意味互角に渡り合ったような人物は実官兵衛くらいなのかなと。そういう意味で非常に珍しいかなと思います。


官兵衛はどのような人物かというと、大体、陰謀家といったイメージで描かれることが多かったんですが、調べてみるとどうもその様な人物ではなかったのではと思うようになりました。実は正直な人で、嘘をついたり裏切ったりする事が殆どなかった。人にも慕われていましたし、家臣たちもずっと官兵衛に従っていくんです。だから、人間的な魅力に富んだ人物なんだろうな、と。
そういう人間的魅力に富んだ人物が裏から秀吉を支えて、天下を取っていく物語を描くというのは、非常に素敵なドラマになるんじゃないかと思いながら、軍師官兵衛を制作しています。


pro2.JPG講演が行われた長浜市は黒田家の発祥の地とも言われており、黒田家始祖御廟所が整備されています。


―岡田准一さん演じる"魅力的な官兵衛"|撮影の手ごたえ


撮影している中で強く思うのは、岡田准一さんに非常に魅力的な官兵衛を演じて頂いているという事です。
官兵衛は30歳の頃に信長に会って秀吉を紹介されて、その10年後には秀吉が関白になって天下人になることがはっきりしました。全国区に出て秀吉を天下人にした、それが官兵衛の30代で、1番輝いていた時期です。なので、30代で、時代劇経験があって、華のあるスター、ということで岡田准一さんになりました。
岡田准一さんは格闘技のインストラクターの資格を持っていて、馬に乗って戦場に駆けつけるシーンなんかも撮影したんですが、非常に様になるんです。スタントマンの必要がなく、本人とそういう話をしていたら、「スタントマンにやって頂くと、正面など撮れない画が出てきますよね、でも自分でやればカメラマンの方が好きなように撮れますよね。」という様な事を言っていて、流石だと思いました。身体能力が高くて、なお且つ役者魂のある方です。
それから、岡田准一さんは澄んだ深みのある目をしています。今回の官兵衛は誠実な人物として描いていきたいと思っていたので、岡田准一さんにやってもらえばイメージを変えられると思い、依頼しました。岡田准一さんがどう官兵衛の生涯を演じていくのかを我々も楽しみにしていますし、最大の見どころなのかなと思っています。


他にも、官兵衛のお父さん・職隆役の柴田恭平さんは役者として岡田准一さんと自分は似ていると思ったそうで、傍から見ていても自然な父子になっていて、この父子で黒田家が大きくなっていったんだとわかる気がする様な、とてもいい父子です。
妻の光役の中谷美紀さんも非常に素晴らしい女優さんで、時代劇経験が豊富で、茶道をやっていることもあって所作をよくわかっています。時代劇の所作は女優さんにとって非常に難しんですが、中谷美紀さんはとても慣れていて、佇まいが非常に美しいんです。
その他の黒田家周辺の人々も魅力的に描かれていますし、江口洋介さん演じる信長や、竹中直人さん演じる秀吉など全国区の人達とのぶつかり合いも面白く出来上がってきています。


―舞台は西日本|長浜からはじまる飛躍のストーリー


物語上で大きな出来事のひとつに、息子の松寿丸(のちの長政)が人質として長浜で生活するエピソードがあります。播磨の諸勢力を信長に従わせるために、全員に人質を出すよう命令が出て、官兵衛は小寺家の人質を肩代わりして自分の息子を差し出して、松寿丸を含む人質たちは長浜にいる秀吉の妻のおねに育てられることになります。
これは歴史的に大きなことで、この長浜の地で長政の他に加藤清正や福島正則といった将来の豊臣政権で同僚となる人物が子供時代に人質として出会っていて、関ヶ原合戦まで続く関係性が築かれているんです。
それと、長浜には賤ヶ岳があります。賤ヶ岳合戦は秀吉が天下人になるための最後の試練で、官兵衛の秀吉を天下人に押し上げる総仕上げとなる場面で、それをどう描いていくのかはこれからというところです。


ドラマ自体は官兵衛の一生を描いきますので、姫路からはじまり、徐々に西へと動いて行って、大分の中津で城主となり、福岡で余生を送って、と進んで西日本全体が舞台になっていくドラマです。みなさんに馴染み深いところがたくさん出てくるドラマになると思いますので、身近なドラマとして楽しんで頂ければと思います。


―講演会が行われた長浜市では、来年はまちをあげての黒田官兵衛博覧会が行われます。こちらも楽しみですね!


◆NHK 軍師官兵衛
http://www1.nhk.or.jp/kanbe/
◆長浜市・黒田官兵衛博覧会
http://kitabiwako.jp/kanbee



【メッセージ一覧】
◆重野なおきさん(漫画家・『軍師黒田官兵衛伝』作者)
◆春風亭昇太さん(落語家・城郭愛好家)
◆クリス・グレンさん(タレント・DJ・戦国歴史愛好家)
◆Y氏(ブロガー)×岡部定一郎さん(郷土史研究家)
◆高橋伸幸さん(月刊『歴史人』編集長)
◆美甘子さん(歴史アイドル)
◆中村高志さん(大河ドラマ『軍師官兵衛』プロデューサー)
◆母里忠一さん(母里太兵衛末裔・柳生新影流師範)


   

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